新宿区の住宅(木造戸建リノベーション)
築60年経つ木造2階建ての住宅兼工場を、新しい世代が住み継ぐために改修しました。基礎や構造の調査をして現行の基準を満たす構造補強を施し、また、和室の続き間で構成されていた空間をスケルトンにして再構成し、間取りを大きく変更しました。
「室内の延長のような屋外空間を」とのご要望があったため、2階にリビングとつながるテラスを新たに造りました。テラスの手前で小上がりをつけることで空間に変化が生まれ、そこに腰掛けたり、或いは小さな舞台となったり、多彩な生活が展開される場となります。
type:木造戸建リノベーション
area:東京都新宿区
structure:木造2階建て
year:2018
18畳のLDKは奥行きがあり、広さを感じます。一部天井を高くして空間に変化をつけています
住まい手のスケッチを元に設計したTV棚兼デスク。アメリカンチェリー材で製作しています
テラス手前の段差は30cm。ちょっと腰掛けるのに丁度良い高さです
リビングからキッチンを望む
リビングのフローリングと、キッチンのタイルの見切り材は真鍮製
コンロ脇にニッチを造りました。調味料やキッチンツールの置き場所となります
こども室は将来間仕切りができるように下地を入れてあります
構造上撤去できない柱がゆるやかな空間の仕切りとなるようにプランニングをしています